*演奏について*

本定期演奏会においては第一部と第二部に該当する部分で、いわゆる『座って演奏する普通の吹奏楽』です。
応援部吹奏楽団ではドリル、応援と区別するために演奏という言葉を使っています。
プログラムを見てお分かりの方もいらっしゃるかもしれませんが、応援用の曲ではなく純粋な吹奏楽曲を扱っており、難易度の高めな曲にも挑戦しています。

ここで皆様にどうしてもお伝えしたいことが有ります。
「12月16日の夜を府中の森芸術劇場で過ごしたら絶対に損はしません!!」
その理由をこれからご説明します。

題して… 第44回定期演奏会を100倍楽しむ方法 〜演奏ステージ編〜

演奏の魅力 その一… 指揮者陣

指揮者陣

応援部吹奏楽団にはなんと4人の指揮者がいます!演奏会では講師の先生にも指揮をして頂くので総勢5人になります。贅沢ですね。
性格も吹奏楽歴も楽器も全く異なる彼らは指揮者としてもそれぞれ個性的で応援部吹奏楽団の魅力の一つとなっています。
今回はその中から部員である4人にコメントを頂きました。持ち曲について熱く語ってもらいましょう!

♪指揮 岡実莉 持ち曲:「さくらのうた」、「マードックからの最後の手紙」

「さくらのうた」は8分の6拍子の軽やかさと、優しく柔らかい音色がカギとなる曲です。
普段は元気な演奏で選手を後押しする応援部吹奏楽団ですが、ここではいつもと一味違うしっとりした大人な演奏をお送りします。
各楽器の想いのこもったソロにもご注目ください。

「マードックからの最後の手紙」は、処女航海の途中で沈没したタイタニック号の一等航海士 マードックが主人公の曲です。
物語性の高い曲ということで、曲の各部分がどの様な場面を表現しているのかを奏者に伝えながら練習してきました。
その場の様子が思い浮かぶような、臨場感ある演奏をお届けしたいと思います。

練習が進んでいくにつれて、各奏者がどう表現したいと思っているのかが見えてきて、また、この2曲に対する愛情を感じられて、非常に嬉しく思っています。
一年の集大成となる演奏をどうぞ最後までお楽しみください。

♪副指揮 青森祐樹 持ち曲:「メイン・ストリート・エレクトリカル・パレード」

メイン・ストリート・エレクトリカル・パレードはディズニーの曲がメドレー形式で展開されていきます。一つ一つの曲が生き、様々な世界を表現出来るように強弱、目立つ楽器、どういう音が曲の雰囲気に合っているかということにこだわりました。
また、この曲のメインテーマとして「バロック・ホウダウン」が曲の随所で聞こえてきます。場所によってどのように聞こえてくるのかということも感じてみてください。
自分は音楽とは言語を使わずに自分達のことを伝えるコミュニケーションの一つだと思っています。言語を使わず身振り手振りでこの曲の解釈とその表現の仕方が奏者に伝わるということを目指しました。

♪副指揮 内藤武蔵 持ち曲:「ニュー・シネマ・パラダイス」

この映画を初めて見たのは小学校三年生の時でした。その時見た冒頭のシーンが今でも鮮明に印象に残っています。
窓から望む乾いた日差しに照らされるシチリア海、そこに浮かび上がる薄いレモン色の筆記体で書かれた「Nuovo Cinema Paradiso」の文字。
当時これから美しく素晴らしいものを観られるのだろうという高揚感と、小学生ながら儚く切ない感情を抱いたのを覚えています。
それ以来、フィクションが得意でないにも関わらずこの映画には幾度となく魅せられ、その度に深い感動を覚えました。何がこの映画をそうさせるのか、自分でも不思議なほどでした。

私の指揮の注目点、それは「愛」です。作品への愛、音楽への愛、定期演奏会への愛、吹奏楽団への愛、そしてご来場頂く皆様への愛です。美しい音色で会場全体を愛で満たします。
最後に、作中ローマへ旅立つトトへアルフレードが送った言葉を載せさせて頂きます。

「自分のする事を愛せ、子供の時、映写室を愛したように。」

♪副指揮 福山智南 持ち曲:「ディスコ・パーティーV」

私が担当する曲はその名の通りディスコミュージックを詰め込んだメドレーです。聞いていて思わず踊りたくなるような曲、大人っぽくませているような曲などディスコといっても一つ一つの曲に特徴があります。
奏者としては同じ曲の中で雰囲気を変えて演奏することは容易なことではありません。どうしたら一つ一つの曲らしさを演奏で表現することができるのか些細なところにこだわって仕上げてまいりました。
又、私自身としては、この一年間副指揮として常にそれぞれの奏者の良さを引き出すことを念頭に置いて取り組んでまいりました。奏者がどう演奏したいのかを汲み取り、そして良いところは全体に活かしていく、そうすることでそれぞれの良さを最大限発揮出来るよう努めてまいりました。
私が担当する「ディスコ・パーティーV」ではいろんな楽器・奏者の良さが詰め込まれています。是非一つでも多くの楽器の良さ、奏者の良さを見つけて下さい。

演奏の魅力 その二… 多彩な奏者

多彩な奏者

演奏ステージで演奏する曲では様々な楽器が活躍し、ソロもたくさんあります。
楽器ごとに異なる魅力をもっていますし、奏者一人一人でも曲に対する思いは違います。その多様性を是非楽しんで頂きたいと思います。
ここでは奏者からのコメントをご紹介します。

「Golden Jubilee」について  ホルン奏者より

ホルンは曲調により、華麗に吠えたり、優美な対旋律を奏でたり、地道に和声を作ったり、リズム打ちに徹したりと本当に多才な楽器であると思っています。
この曲ではそんなホルンの多才さが前面に押し出されています。ホルン単独での動きが多く、観客の皆さんはホルンが吠えているところを存分にお楽しみになれると思います。
時に鋭く、時に甘く、めざましく移り変わるホルンの多彩な音色を是非体感して下さい。
ホルンのことばかり書いてしまいましたが、様々な楽器が様々な場面で活躍するのもこの曲の魅力だと思いますので、そちらにもご注目ください。

「さくらのうた」について  トロンボーンソリストより

時は2018年12月、桜の散ってよりその咲くが早い冬。枯木が如き眠れる桜木に春への郷愁を馳せる季節。各々の心に浮かぶ瞬間の風景の表出こそが私達の「さくらのうた」なのでしょう。
後半のHr〜Tbソロはいよいよクライマックスになろうかという前の穏やかな部分です。嵐の前の静けさともいうべきか、桜吹雪に身を投じる儚さが自然思われます。
Tbソロはこの春より音楽人生の始まった筆者宮が精一杯お届け致します。
刹那に芸術を見出す和の心、是非ご堪能あれ。

「マードックからの最後の手紙」について  クラリネット奏者より

タイタニック号の乗船員であったマードックに焦点を当てたこの曲では、幾つもの場面が激しく移り変わります。それぞれ海のどのような様子なのか想像しながらお聞きください。
また、随所に見られる木管楽器による美しいメロディーが皆さんの涙腺を刺激することは間違いありません!
さらに、この曲には様々なソロが登場します。たくさん練習を重ねた、フルート・クラリネット・アルトサックス・ピアノのソロをお楽しみください!

「メイン・ストリート・エレクトリカル・パレード」について  ドラム奏者より

ショーともアトラクションとも違う、ディズニーランドのパレードのあの言いようのない楽しさは、どこから来るものなのでしょうか。
それは当然、単純ながらも耳に残るリズムですね。
また、ドラムセットの形状をよく観察してみると、パレードのフロート(山車)に酷似している(?)ことがわかります。
ここから導かれる結論は一つ。そう、つまりドラムこそがエレクトリカルパレードだったのです。
華やかな管楽器の音色を支えるリズムに、耳を澄ませてみてください。

「ニュー・シネマ・パラダイス」について  サックスソリストより

ニューシネマパラダイスのメインテーマは、物語の舞台となるシチリア島のジャンカルド村をイメージした曲だと思っています。
クラリネットとヴィブラフォンの奏でる地中海の穏やかな波の音の上で、アルトサックスのソロが奏でる優しくもどこか切ないメロディーが、故郷ののどかな風景と主人公サルヴァトーレの郷愁を表現します。
本番では豊かなビブラートと自由なアゴーギグを効かせたソロで、お客様にノスタルジックなシチリアの情景をお目にかけます!

こちらにコメントを載せている楽器の他にも多くの楽器が活躍します。
それらの楽器の見せ場にも是非ご注目ください。

演奏ステージの魅力、伝わりましたでしょうか?
定期演奏会にはまだまだ言葉では表現しきれない魅力がたくさんあります。
是非、会場でお会いしましょう!!

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