LEADERリーダー

活動内容

応援

東京大学運動会応援部を牽引するリーダーにとって、応援は最も本領を発揮できる場です。私たちは応援のプロフェッショナルとしての誇りをもって応援に臨んでいます。

吹奏楽団の華やかな演奏、チアリーダーズの可憐なダンスの中で、リーダーはその先頭で「テク」と呼ばれる動きで応援全体を指揮したり、 観客と一緒に拍手や声援で選手を盛り上げたりします。

応援部では、有名な明治神宮球場での東京六大学野球の応援をはじめ、 アメリカンフットボール部、漕艇部(ボート部)、スキー部、自転車部など東京大学の様々な運動部の応援を行っています。皆さんも、迫力ある「テク」や拍手・声援によって選手を熱く後押ししてみませんか。

演舞

リーダーは応援の他にも、「ステージ」と呼ばれる演舞会において大勢のお客様の前で日頃の鍛錬の成果を披露します。

リーダー・吹奏楽団・チアリーダーズの三パートが一心同体となって繰り広げるステージはまさに圧巻です。

大きなステージは年に3回あります。

  • 六旗の下に

    六月に東京六大学(東京大学、早稲田大学、立教大学、法政大学、慶應義塾大学、明治大学)の応援部、応援団、応援指導部が集結し、各大学が迫力ある演舞を披露する「六旗の下に」が行われます。
    その意地とプライドをかけた演舞は、見るものを奮い立たせます。

  • 七大戦合同演舞演奏会

    八月には全国七大学総合体育大会(通称“七大戦")の中で、全国七大学応援団・応援部合同演舞演奏会が行われます。いわゆる旧帝国大学 (北海道大学・東北大学・東京大学・名古屋大学・京都大学・大阪大学・九州大学) の応援部・応援団が合同で演舞会を開催します。

  • 淡青祭

    11月頃には淡青祭が行われます。淡青祭はリーダーの一年間の活動の締めくくりであると同時に、リーダー・吹奏楽団・チアリーダーズが一堂に会する、年に一回のステージです。全部員がこの日のために猛特訓を重ね、一年間の全てを出し尽くし、応援して下さった皆様に感謝の気持ちを届けます。この一大ステージをやりきった時の感動は何物にも代えがたいものです。

淡青旗

昭和22年10月、東京帝国大学は東京大学と変更された。
東京、京都、北海道、東北、名古屋、大阪、九州の七帝国大学は、すべて「帝国」の名称をはずし、新しい自由の時代の学問の府に塗り替えられた。

だが、野球部のユニフォームと応援旗はTIUで、ImperialのIが入ったまま。野球部も応援部も困ってしまった。物不足、金不足の時代に、すぐに全員のユニフォームを新しくつくり直すことなどできない。「模様と考えればよい」という苦肉の策で、そのまま使うことにした。しかし、スタンドなど外部からの風当りが強く、Iの字を白い布を縫いつけ隠して使用することになった。だが、デザイン的にはまったく様にならない応援旗で、見るに見かねたTIU旗を寄付した野球部の父兄が、また新しい応援旗を新調して寄贈してくれた。新しい応援旗は、白地にライトブルーで帽章の「大學」を浮き上がらせたデザイン。現在の淡青旗の原型となった。

ライトブルー=淡青は東大のスクールカラーである。その期限は大正5年に遡る。この年、イギリスのオックスフォード大学とケンブリッジ大学のボートレースにならい、東京大学と京都大学の漕艇戦を行うことになった。本家の英国にあやかって校色を決めることになり、抽選の結果、東大がケンブリッジの淡青、京大がオックスフォードの濃青に決まった。それ以来、東大のスクールカラーがライトブルーになったのである。

この旗が東大学生席に翻る姿を歌った、『ただひとつ』が、昭和22年度の入選応援歌となり、後にエール交換用の歌として採用された。

役割紹介

リーダー、吹奏楽団、チアリーダーズと3パート合わせ100名弱の部員を有する中で、
東京大学運動会応援部をリードする存在、それがリーダーです。
この大所帯をまとめ上げ、お客さんに声を出してもらえるように様々な工夫を凝らします。
リーダーは、応援やステージにおいて様々な役割を果たします。ここでは具体的にどういったことを行っているのか紹介します。

  • メインリーダー

    「テク」という特殊な腕の振りによって魅せる技術で、応援やステージにおいて先導して吹奏楽団やチアリーダーズも含めた全体を指揮します。主に上級生が務め、気合と迫力と勢いに溢れるのみならず優美さや繊細さも兼ね備えるテクにより応援全体の一体感を担うこのメインリーダーには誰もが憧れるのです。

  • 旗手

    東京大学の象徴である旗を掲げるという名誉ある役目を担っています。 東京大学運動会応援部の所有する旗は、旗布の色が東京大学のスクールカラー・淡青色であることから、「淡青旗」と言います。 旗手は主に上級生が務めます。淡青旗がそびえ立つ様は壮大であり、メインリーダー同様に旗手に憧れる下級生も多いのです。

  • 鼓手

    応援において、太鼓を叩き、また叩く様を見せつけることで応援席の盛り上がりを作り出します。
    太鼓を叩いていると、神宮球場全体に響き渡る音でこの上なく気合が入ります。爆音を響かせることで観客席の熱気を最高潮にまで引き上げるという、応援において重要な使命を担っています。

  • サイド

    応援の際に観客席でお客さんを直接盛り上げます。野球で得点が入れば、お客さんと肩を組んで応援歌を歌ったり、拍手をしたり、声掛けをしたりして盛り上げていきます。
    観客と間近で触れ合いながら共に応援することは選手を後押しする実感やリーダーとしてのやりがいを最も感じることができます。

Q&A

練習はどれくらいありますか?

練習は月水金放課後の週三回です。

練習ではどういうことをやりますか?

応援の基本となる発声や拍手の練習、そして「小マス」と呼ばれる、実際の応援を想定した練習がメインです。

応援について全く何も知らないのですが、ついていけますか?

勿論です。心配ご無用。部員のほぼ全員が応援団未経験者です。また、体力や声の面も、新人に合わせた丁寧な指導をいたします。文化部出身や、部活動に高校時代所属していなかった人もいるので、安心してください!

勉強との両立は可能ですか?

5限が終わってから、練習を開始しますので、問題ありません!試験期間中は練習中止期間とするなど、勉強との両立を図っております。また応援部全体として、「進振り」に関する資料を独自に作成したりするなど、運動会の中でも一番勉学にも力を入れている部活動と言えます。